ゲージ場の量子化

場の量子論の課題で「ゲージ場の量子化を好きな形式で示せ」というものがあったので、九後先生のゲージ場の量子論を開く。経路積分形式は昔は好きだったのだけれども、数学がごちゃごちゃしていて本当に難しいのと、具体的に計算をするときにはどうしても演算子形式の方が楽な気がして、演算子形式に頼りがちである。

 

Ghostがリー代数コホモロジーに絡んでいるという話をN君から聞いて、リー代数の勉強ももう少し進めなければなと思ってから何もしていないので猛反省。まあ、何かしらのコホモロジーに関係しているのは冪零性から明らかなのだけれども。

 

岩波書店の自然図書復刊シリーズで、少し前にランダウの統計物理学が出たのだが、とても難しい。ランダウシリーズはどれも書いてあるトピック自体は基礎的なのに、頭をよくよく捻らねば読めない曲者なので、とても好きだ。

6/22進捗

今日の進捗

・平成20年物理学科の院試を解いた。理論の問題は解きやすかったが、実験の問題で手こずった。第6問、「これ中性子星や(笑)」とすぐに分かる問題だったが、中性子星の大きさとか、重さとか、その辺のオーダー把握してなかったから、出てきた値の確認ができなかった。最終的に計算ミスしていたみたいで、『M=10^4太陽質量』になってしまった。任意の分野の知識は多ければ多いほどいいのだなあ、と痛感。

 

・理論演習の準備を進めた。次回の担当範囲は『Classical vacua and θ-vacua』だ。ゲージ固定A_0=0が強力すぎて驚いた。とにかくホモトピー群は偉大だ。インスタントンの解の構成が終わったところで、トポロジカルナンバーを具体的に計算する問題があったが、計算がしんどすぎて終わらなかったから、明日頑張る。

 

・勉強の合間に清水熱力学を復習がてら読んだ。エントロピーは偉大だね。

 

今日は途中から頭痛と吐き気が襲ってきて、あまり気持ちのいい日ではなかった。勉強に熱中しすぎて、酔ったらしい。